札幌おひとり、時々ふたり

札幌おひとりさま歴15年。おふたり歴3年。

【アラサー生活】映画:「ハドソン川の奇跡」は人の力を感じられる映画

前日ハドソン川の奇跡を観てきました。

久しぶりに感銘を受けた映画でしたので、残しておきたいと思います。

 

これから観ようかな?という方は、内容が含まれるので、ご注意ください🗣

もし、観られた方が居ましたら、共感していただけると嬉しいです。

 

実際に起こった飛行機事故の物語

この映画は、2009年1月15日に、アメリカのニューヨークで実際に起こった飛行機事故を物語にしています。まだ事故から7年しか経っていませんので、記憶している方も大勢いるのではないかと思います。

 「奇跡」というタイトルにもあるように、不慮の事故でハドソン川に着水したにも関わらず、乗員乗客155人の全員が生存しています。

実際に起こった事件なので、物語自体の結末は予想出来るようにも感じますが、この事故を巡って、思わぬ疑いをかけられるのが、トムハンクス演じる今回の主人公であるサレンバーガー機長です。

 

トムハンクスの毅然とした演技が心を撃つ

実はあまりこの映画の事を知って居たわけでもなく、誘われて観に行ったんですが、飛行機事故の映画という事で、単純に…パニック映画のようなイメージを持っていました。しかし、物語の半分は葛藤する機長やその家族など、事故後の様子にスポットが当たっています。

もちろん、実際に着水するまでの一部始終も再現されていますし、不安を抱える乗客の様子も描かれていますが、「怖い、、」という表現よりは、乗務員の使命感溢れる対応や、乗客同士の支え合いなど、心から応援したくなるような場面が多く描かれています。

英語の、ストレートだけど何かの含みを持たせた表現は、見る側の想像力を働かせます。日本映画には無いところですよね。👀

主人公であるサレンバーガー機長が、機内の乗客を誘導をする姿を、トムハンクスが毅然と演じていました。自分の家族への愛情と、乗員乗客の安全と色々な葛藤が秘められているのは、この映画を観ないと気付く事は出来ません。

 

静かに熱いクリントイーストウッド監督作品

先ほど事故後の話が物語の半分であるお話をしましたが、冒頭は事故翌日、英雄と讃えられる様子から始まっています。

徐々に物語が進むにつれて、その英雄に疑惑の目が向けられ、いよいよ内部の人間による調査から、サレンバーガー機長の判断ミスを指摘される事になるのです。

サレンバーガー機長が、苦悩する姿は、決して感情的ではなく、静かにフツフツとパイロットとしての誇りを貫いています。

微妙な心の変化が、とても繊細に描かれいるところが、クリントイーストウッド監督作品だなと思いました。

 

誰もが忘れがちなある事に気付く結末

最後は、自らの疑惑を自ら晴らすサレンバーガー機長ですが、その結論は本当にハッとするような出来事でした。

人だから良かった事、人だから出来なかった事が、今回の事故については、ちょうど良く合わさり、奇跡を起こしたのではないかと思います。

 ぜひその結論は映画館で確認していただきたいです。👍

 

観た後は、感動とスッキリ感を同時に味わえる作品です。

 

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